稲吉さんのこと

稲吉さんは私を横浜に導いてくれた人。 東京でアーティストなんて食って行けないと、 いまいち煮え切らない私に、 KAIEの可能性を信じてくれて、 赤レンガ倉庫横の集合アトリエを使わせてくれたんです。 そう、そこで私の代表作「KAIEティピー」が生まれました。 稲吉さんは、横浜の芸術家です。 古い建物の内装リノベーションも手がけています。 ポートレート写真で稲吉さんに巻き付いてる紐の大群は、 稲吉さんとのコラボで使った作品(KAIE紐)。 私が入居しているクリエイタービル「泰生ポーチ」の入り口を みなとみらいのアートフェスティバル「関内外オープン」の為に、ディスプレイしたものでした。 「その紐で稲吉さんを覆ったらって?」試みなんです。 紐でぐるぐる巻きになった稲吉さんは、心やさしい笑みを浮かべた神様のようでした。 撮影が終わった後、稲吉さんは私たちに、 ダッチオーブンで熱々蒸し野菜をもてなしてくれました。 稲吉さんは、いつもニコニコしていて、みんなのムードメーカーで、 本物の福神さまかなぁと思う事があります。「稲吉さん、その節はごちそうさまでした」芸術家 稲吉 稔